かのや乳児院

乳児院 倫理綱領について

 全国乳児福祉協議会(以下、全乳協)で、平成19年度より協議を続けていた倫理綱領が採択されました。全乳協が定める倫理綱領は、すべての乳児院が旨とすべきことを乳児院全体の理念としてまとめたものです。乳児院自らは、使命と役割の再確認及び意識醸成として、社会的には乳児院アピールの一手段として、内外に示すものです。

乳児院 倫理綱領

 乳児院の責務は、子どもの生命(いのち)と人権を守り、子どもたちが日々こころ豊かにかつ健やかに成長するよう、また、その保護者が子どもたちによりよい養育環境を整えられるよう支援することです。
 私たちはこのことを深く認識し、子育て支援に対する社会からの要請に応えるべく、日々自己研鑽に励み、専門性の向上をめざします。そして、子どもたちの育ちを支える生活の場として、すべての職員が心をあわせ、子どもたちの幸福(しあわせ)を実現するための拠りどころを、次に定めます。

(基本理念)

 私たちは、社会の責任のもとに、子どもたちの生命(いのち)を、かけがえのない、社会で最も尊いものとして大切に守ります。
 私たちは、子どもたちによりそい、その思いを代弁するよう努めるとともに、専門的役割と使命を自覚し、一人ひとりの子どもの最善の利益に実現に努めます。

(権利譲渡)

 私たちは、児童憲章と子どもの権利条約の理念を尊守し、子どもたちの人権(生きる権利、育つ権利、守られる権利、参加する権利)を尊重します。
 私たちは、子どもたちへのいかなる差別や虐待も許さず、また不適切なかかわりをしないよう、自らを律します。

(家庭的養護と個別養護)

 私たちは、家庭的な養育環境のもとで、子どもたちが安心して生活できるよう、子どもたち一人ひとりの成長発達をきめ細かく、丁寧に見守っていきます。

(発達の支援)

 私たちは、子どもたち一人ひとりと信頼関係を築き、子どもたちが健全な心身の発達ができるよう育ちを支えます。

(家庭への支援)

 私たちは、関係機関と協働し、家庭機能の回復を援助するとともに、保護者や里親と子どもたちを継続的に支援します。

(社会的使命の遂行)

 私たちは、関係機関と協働し、虐待防止の推進を図るとともに、地域の子育て支援や里親支援などの社会貢献に努めます。